ERP システムの説明として、適切なものはどれか。
- ア. 企業内の個人がもつ営業に関する知識やノウハウを収集し、共有することによって、効率的、効果的な営業活動を支援するシステム
- イ. 経理や人事,生産、販売などの基幹業務と関連する情報を一元管理し、経営資源を最適配分することによって、効率的な経営の実現を支援するシステム
- ウ. 原材料の調達から生産、販売に関する情報を、企業間で共有・管理することによって、ビジネスプロセスの全体最適を目指すシステム
- エ. 個々の顧客に関する情報や対応履歴などを管理することによって、きめ細かい顧客対応を実施し、顧客満足度の向上を支援するシステム
【答え】イ
【解説】
ERP(Enterprise Resources Planning:企業資源計画)システムは、企業の主要業務(経理、人事、生産、販売、在庫など)を一つのシステムで統合・一元管理する仕組みです。ERPを導入することで、部門間の情報共有と業務の効率化、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の最適配分、経営判断の迅速化などが実現できます。
各選択肢の解説
ア. 企業内の個人がもつ営業に関する知識やノウハウを収集し、共有することによって、効率的、効果的な営業活動を支援するシステム
→営業支援システム(SFA)に関する説明
イ. 経理や人事,生産、販売などの基幹業務と関連する情報を一元管理し、経営資源を最適配分することによって、効率的な経営の実現を支援するシステム
→ ⭕ ERP システムの説明として適切
ウ. 原材料の調達から生産、販売に関する情報を、企業間で共有・管理することによって、ビジネスプロセスの全体最適を目指すシステム
→サプライチェーンマネジメント(SCM)の説明
エ. 個々の顧客に関する情報や対応履歴などを管理することによって、きめ細かい顧客対応を実施し、顧客満足度の向上を支援するシステム
→顧客関係管理システム(CRM)の説明
以上より、正解はイ.となります。
