利用者が銀行の ATM のパネルを操作して入金処理を行う。この操作の要件を定義するときに、ソフトウェア開発の品質特性である使用性を考慮すべきインタフェースとして、最も適切なものはどれか。
- ア. OS とパネルのインタフェース
- イ. ソフトウェア間のインタフェース
- ウ. ハードウェアと OSのインタフェース
- エ. 利用者とパネルのインタフェース
【答え】エ
【解説】
この問題のポイントは、「使用性(Usability)」というソフトウェア品質特性に注目することです。使用性とは、利用者がシステムを使いやすいか、直感的に操作できるかを表す品質特性です(例:ボタンの配置、文字の見やすさ、操作のわかりやすさ、エラーメッセージの明確さ、など)。
「銀行ATMのパネルを操作して入金する」という状況を考慮すると、ユーザーが直接操作する画面や装置に関する話なので、使用性を考えるべきは「人と機械の接点(インタフェース)」です。
各選択肢の解説
ア. OS とパネルのインタフェース
→機器(パネル)とOS間の技術的な接続の話で、使用性とは無関係。
イ. ソフトウェア間のインタフェース
→これは内部連携であり、ユーザーの使いやすさには直接関係しない。
ウ. ハードウェアと OSのインタフェース
→これも内部の技術的な接続の話であり、使用性に直結しない。
エ. 利用者とパネルのインタフェース
→ ⭕ 利用者が操作するパネル画面は、使用性が最も影響するインタフェースです。
以上より、正解はエ.となります。
