Bluetooth に追加された仕様の一つであり、省電力性に優れているので, IoT システムを長期間運用でき、送受信デバイス間の距離を知ることにも使われているものはどれか。
- ア. BLE
- イ. IrDA
- ウ. NFC
- エ. PLC
【答え】ア
【解説】
各選択肢の解説
ア. BLE(Bluetooth Low Energy)
→ ⭕ Bluetoothの省電力版で、IoT機器(例:センサー、ビーコン、スマートウォッチなど)に多く採用されています。従来のBluetoothより電力消費が非常に少なく、距離や接近検知にも使われます。通信距離は数メートルから数百メートル程度。
イ. IrDA(Infrared Data Association)
→赤外線通信方式。通信距離は非常に短く、送受信機を直接向かい合わせる必要があります。昔の携帯電話間のデータ転送などで使用されています。
ウ. NFC(Near Field Communication)
→極めて近距離(10cm程度)での無線通信技術。電子マネー・ICカード・スマートフォンのタッチ決済などに使われていますが、距離検知や長時間運用には向きません。
エ. PLC(Power Line Communication)
→電力線を使って通信する技術で、家庭内のコンセント経由で通信を行います。BLEのような無線通信とは異なる方式です。
以上より、正解はア.となります。
