DNS の説明として、適切なものはどれか。
- ア. IP ネットワークに接続しようとするコンピュータに, IP アドレスなどを自動的に割り当てるプロトコルである。
- イ. ブラウザと Web サーバ間の通信を暗号化して、セキュリティを高めるために利用されるプロトコルである。
- ウ. ホスト名やドメイン名と, IPアドレスを対応付ける仕組みである。
- エ. ホスト名やドメイン名と, MAC アドレスを対応付ける仕組みである。
【答え】ウ
【解説】
DNS(Domain Name System)は、WebサイトのURLを、通信に必要なIPアドレスに変換する仕組みです。人間にとって覚えやすいホスト名やドメイン名を使い、裏で機械が扱えるIPアドレスに変換することで、インターネットを便利に利用できるようにします。
各選択肢の解説
ア. IP ネットワークに接続しようとするコンピュータに, IP アドレスなどを自動的に割り当てるプロトコルである。
→これはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)の説明です。DHCPはIPアドレスやDNSサーバ情報などを、クライアントに自動で割り当てます。
イ. ブラウザと Web サーバ間の通信を暗号化して、セキュリティを高めるために利用されるプロトコルである。
→これはHTTPS(HTTP over SSL/TLS)の説明です。ブラウザとWebサーバ間の通信を暗号化して保護するために使われます。
ウ. ホスト名やドメイン名と, IPアドレスを対応付ける仕組みである。
→ ⭕ DNSの説明として適切です。
エ. ホスト名やドメイン名と, MAC アドレスを対応付ける仕組みである。
→MACアドレスとIPアドレスを対応付けるのはARP(Address Resolution Protocol)です。DNSはMACアドレスとは関係しません。
以上より、正解はウ.となります。

