デジタルフォレンジックスの説明として、適切なものはどれか。
- ア. コンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、コンピュータから削除された電子メールを復元するなどして、証拠を収集し保全すること
- イ. システムを実際に攻撃して脆弱性の有無を調べること
- ウ. 通信経路を暗号化するなどして、公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用すること
- エ. 電子メールやファイルなどのハッシュデータを本人の秘密鍵で暗号化すること
【答え】ア
【解説】
デジタルフォレンジックスとは、コンピュータやネットワーク機器などのデジタル機器から証拠を収集・分析・保全して、法的手続きや調査に用いる手法です。削除されたデータの復元や、改ざん・不正アクセスの痕跡調査なども行います。
各選択肢の解説
ア. コンピュータに関する犯罪や法的紛争が生じた際に、コンピュータから削除された電子メールを復元するなどして、証拠を収集し保全すること
→ ⭕ デジタルフォレンジックスの説明として適切
イ. システムを実際に攻撃して脆弱性の有無を調べること
→これはペネトレーションテスト(侵入テスト)の説明です
ウ. 通信経路を暗号化するなどして、公衆回線をあたかも専用回線であるかのように利用すること
→これはVPN(仮想プライベートネットワーク)の説明です
エ. 電子メールやファイルなどのハッシュデータを本人の秘密鍵で暗号化すること
→これはデジタル署名の説明です
以上より、正解はア.となります。
