ITパスポート模擬試験~令和7年度【問93】~

情報セキュリティにおける脅威の説明として、適切なものはどれか。

  • ア. 攻撃者が付け込むことのできる情報システムの弱点
  • イ. 情報資産が被害に遭う確率と被害規模の組合せ
  • ウ. 情報資産に損害を与える原因となるもの
  • エ. 情報システムの弱点を利用した攻撃によって被害を受ける可能性

【答え】ウ

【解説】

本問は、JIS Q 27000(情報セキュリティマネジメントシステム) に基づいた定義に関して問う問題ですが、正確に覚える必要はありません。「こんな感じのものかな」と何となく理解していればOKです。

各選択肢の解説

ア. 攻撃者が付け込むことのできる情報システムの弱点

→これは脆弱性の定義です。脅威ではなく、「脅威が利用する対象」が脆弱性です。

イ. 情報資産が被害に遭う確率と被害規模の組合せ

→これはリスクレベルの定義です。

ウ. 情報資産に損害を与える原因となるもの

→ ⭕ これは脅威の正しい定義です。

エ. 情報システムの弱点を利用した攻撃によって被害を受ける可能性

→これはリスクの定義で、脅威そのものの定義ではありません。

以上より、正解はウ.となります。

間違えた人はこちらで復習

情報セキュリティ1~情報セキュリティの概要とリスクマネジメント~