ITパスポートの試験範囲は非常に広く、かつ、シラバス(試験範囲のようなもの)の改定も頻繁に行われるため、これをすべて学習するのはとても非効率っす。
そんなこと言っても、全部勉強しないと合格できないんでしょ?
そんなことないっすよ。効率的な勉強で短期間での合格を目指せる方法はあるっす。
強弱をつけて勉強することが大事
ITパスポートの試験範囲は非常に広いですが、試験でよく出題されるところはある程度限定されます。たとえば同じ用語が少し切り口を変えて何度も出題されることがあります。
そのような出題頻度の高い用語を重点的に勉強し、逆にほとんど出題されない用語はさらっと流す(もしくは勉強しない)という方法が短期間で合格するためには大切になります。
そこで当サイトでは過去問を分析し、出題頻度に応じて用語を3つの区分に分け、強弱をつけて勉強できるように構成しています。
Aランク(全体の約5割):出題頻度が高い用語。過去に何度も繰り返し出題されている用語です。当サイトではこの区分の用語を重点的に扱います。この区分の用語をしっかり押さえておけば合格はできると思います。
Bランク(全体の3割~4割):試験ではたまに出題される用語。当サイトでは「さらっと学習」と銘打って軽く扱っています。時間に余裕のある人や保険をかけておきたい人は勉強しておくと安心です。
Cランク(全体の1割~2割):ほとんど出題されないか選択肢の中でしか出てこない用語。勉強しなくても合格できるので当サイトでは扱っていません。もし試験に出てきても相手にしなくて大丈夫です。消去法か勘で答えましょう。
半分できれば合格できる!?
ITパスポート試験の合格基準は、総合評価点600点以上(1,000点中)であることとされていますが、5割をしっかりと取れれば合格はできます。
え?6割が合格ラインだよね?何で半分できたら合格なの?
ITパスポート試験は4択問題になってるんすよ。
つまり5割を自力でしっかり取れれば、残りの半分は適当に答えても4分の1は正解できるということになります。そうすると(確率的には)十分に合格点に達することができます。
選択肢の中には明らかにこれは違うというものが混ざっていることも多いので、実際にはもう少し余裕があると思います。
やってはいけない学習法
どの資格試験においても同じことが言えますが、もっともやってはいけない勉強方法は満点を取る勉強です。
ITパスポートの試験範囲は膨大なので、満点を取る勉強(いわゆる重箱の隅をつつくような勉強)をしていると勉強期間が長くなって、途中でモチベーションが維持できなくなってしまう危険があります。
まじめな人や完璧主義の人ほどこの傾向があるので注意しましょう。
過去問を解いていて分からない問題があっても、「これはほとんど出ない問題か採点されない問題なんだな」と思って、軽くスルーするということも大切です。先ほど言ったように5割できれば(確率的には)合格できるということを忘れないでください。
ITパスポートの試験は全部で100問出題されますが総合評価は92問で行います。つまり8問は採点されない問題ということになります。なお、どの問題が採点されない問題なのか?ということは明示されないので分かりません。
皆さんの目的は「満点を取ること」ではなく「合格すること」っすよ。それをお忘れなく。
ときにはいい加減さも大事なんだね。