【練習問題】部門別計算に関する問題③~建設業経理士2級用~

問題

建設業を営む当社では請負工事について、3つの施工部門(甲工事部、乙工事部、丙工事部)で施工している。また、共通して補助的なサービスを提供している機械部門および仮設部門が独立して各々の原価管理を実施し、発生した補助部門費についてはサービス提供度合に基づいて施工部門に配賦している。次の資料にもとづいて、部門費振替表を完成しなさい。なお、補助部門費の配賦方法は直接配賦法によること。

【資料】

1.各補助部門の各工事への配賦データ

甲工事部乙工事部丙工事部合計
機械部門300馬力?馬力?馬力600馬力
仮設部門15セット?セット5セット?セット

・?の数値は各自で推定すること。

2.部門費振替表(単位:円)

合計 甲工事部 乙工事部 丙工事部 機械部門 仮設部門
部門費合計 2,260,000 1,790,000 1,050,000 354,000
機械部門費 390,000
仮設部門費 118,000
合計 1,304,000




解答

 合計甲工事部乙工事部丙工事部機械部門仮設部門
部門費合計6,234,0002,260,0001,790,0001,050,000780,000354,000
機械部門費780,000390,000195,000195,000
仮設部門費354,000177,000118,00059,000
 合計6,234,0002,827,0002,103,0001,304,000

解説

次のような順番で金額を埋めていきます。

 合計甲工事部乙工事部丙工事部機械部門仮設部門
部門費合計2,260,0001,790,0001,050,000354,000
機械部門費390,000
仮設部門費118,000
 合計1,304,000

①②機械部門費と部門費合計の推定

「機械部門費¥?×300馬力/600馬力=甲工事部への配賦額¥390,000」

なので、①機械部門費は¥780,000であることがわかります。

したがって、②部門費の合計は¥6,234,000となります。

③仮設部門費の配賦額の推定

仮設部門費¥354,000のうち、乙工事部への配賦額¥118,000を控除した金額を甲工事部(15セット)および丙工事部(5セット)へ配賦します。

・甲工事部への配賦額:(¥354,000ー¥118,000)×15セット/(15セット+5セット)=¥177,000

・乙工事部への配賦額:(¥354,000ー¥118,000)×5セット/(15セット+5セット)=¥59,000

④甲工事部および丙工事部の金額の推定

縦の合計金額または差額によって、④の金額を計算します。

⑤乙工事部の金額の推定

横(または縦)の金額の差額によって、⑤の金額を計算します。