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固定費調整に関する問題2

問題

次の資料にもとづいて、以下の問いに答えなさい。

目標タイム 7分

00:00

【資料】

1.当期の生産・販売データ(期首・期末の仕掛品は存在しない)

期首製品250個
当期完成4,600個
 合計4,850個
期末製品450個
当期販売4,400個

(注)直接材料は工程の始点で投入しており、( )内の数値は加工進捗度を表している。

2.原価データ(直接材料費はすべて変動費である)

 期首製品原価当期製造費用
直接材料費154,000円2,250,000円
変動加工費131,000円1,880,000円
固定加工費73,000円938,400円
合計358,000円5,068,400円

3.その他

  • 販売価格は1,640円/個である。
  • 変動販売費は160円/個であった。
  • 固定販売費及び一般管理費は396,000円であった。
  • 期末製品の計算方法は先入先出法による。

【問】全部原価計算による営業利益と直接原価計算による営業利益の差額を答えなさい。ただし、答えは正(+)の値になるように計算すること。




解答

¥18,800

解説

本問は固定費調整の計算式を使って、全部原価計算による営業利益と直接原価計算による営業利益の差額を求めます。

固定費調整の計算式は

全部原価計算の営業利益=直接原価計算の営業利益+期末在庫品の固定製造原価ー期首在庫品の固定製造原価

なので、これを少し変形すると、

全部原価計算の営業利益ー直接原価計算の営業利益=期末在庫品の固定製造原価ー期首在庫品の固定製造原価

となります。

この式から、全部原価計算と直接原価計算の営業利益の差額は期末在庫品と期首在庫品に含まれる固定製造原価の差額に等しいことがわかります。

期首在庫品(期首製品)に含まれる固定加工費は資料で与えられているので、結局のところ計算すべき金額は、期末在庫品(期末製品)に含まれる固定加工費のみとなります。

MEMO

全部原価計算と直接原価計算の営業利益をそれぞれ計算して、その2つを比較するという方法で解答した人は注意してください。大幅な時間のロスとなります。

期末製品に含まれる固定加工費

期末製品の固定加工費

当期製造費用938,400円(※)÷完成品量4,600個×期末製品450個=91,800円

(※)仕掛品は存在しないため「当期製造費用=完成品原価」となります。

営業利益の差額

先ほども言いましたが、全部原価計算による営業利益と直接原価計算による営業利益の差額は「期末在庫品に含まれる固定製造原価ー期首在庫品に含まれる固定製造原価」となります。

全部原価計算と直接原価計算の営業利益の差額

91,800円ー73,000円=18,800円