売掛金元帳と売掛金勘定

問題

次の売掛金元帳の記入をもとにして、【資料2】の売掛金勘定を完成させなさい。なお、当社の得意先は甲商店、乙商店および丙商店のみであり、期首の貸倒引当金の残高は¥50,000であった。

目標タイム 4分30秒

00:00

【資料1】売掛金元帳

甲商店

4/1前期繰越154,000 6/13返品25,000
6/11売上298,00012/25現金で回収462,000
11/8売上281,000 3/31次期繰越246,000
733,000 733,000

乙商店

4/1前期繰越62,0008/21返品18,000
8/8売上84,0002/7約束手形で回収145,000
1/19売上66,0003/31次期繰越49,000
212,000212,000

丙商店

4/1前期繰越55,0004/5貸し倒れ55,000

【資料2】総勘定元帳の売掛金勘定

売掛金

4/1 前期繰越 4/5
6/11 298,0006/13
8/8 売上 8/21
11/8 売上 281,00012/25 462,000
1/19 売上 66,0002/7
3/31次期繰越




解答

売掛金

4/1 前期繰越 271,0004/5諸口 55,000
6/11売上 298,0006/13売上 25,000
8/8 売上 84,0008/21売上 18,000
11/8 売上 281,00012/25現金 462,000
1/19 売上 66,0002/7受取手形 145,000
3/31次期繰越295,000
1,000,0001,000,000

解説

売掛金元帳(得意先元帳)は、得意先別に売掛金の増減を記録する補助簿です。したがって、売掛金元帳を合算したものが総勘定元帳における売掛金の金額となります。

売掛金勘定の前期繰越および次期繰越

売掛金勘定の前期繰越および次期繰越は、売掛金元帳の前期繰越および次期繰越を合計した金額です。

前期繰越::¥154,000(甲商店)+¥62,000(乙商店)+¥55,000(丙商店)=¥271,000

次期繰越::¥246,000(甲商店)+¥49,000(乙商店)=¥295,000

期中取引

期中の取引を日付順に示すと次のようになります。

借方金額貸方金額
4/5貸倒引当金50,000売掛金55,000
貸倒損失5,000
6/11売掛金298,000売上298,000
6/13売上25,000売掛金25,000
8/8売掛金84,000売上84,000
8/21売上18,000売掛金18,000
11/8売掛金281,000売上281,000
12/25現金462,000売掛金462,000
1/19売掛金66,000売上66,000
2/7受取手形145,000売掛金145,000
4/5の取引

相手勘定が複数になる場合は「諸口」と記入します。