減価償却費の計算

問題

次の資料に基づき、【資料3】決算整理後残高試算表および【資料4】貸借対照表を完成させなさい。

目標タイム 2分

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【資料1】決算整理前残高試算表(一部)

決算整理前残高試算表(一部)

借方勘定科目貸方
1,500,000建物
建物減価償却累計額540,000
160,000備品
備品減価償却累計額60,000

【資料2】決算整理事項

建物および備品について、以下の要領で定額法により減価償却を行う。

・建物 耐用年数:20年、残存価額:取得原価の10%

・備品 耐用年数:8年、残存価額:ゼロ

【資料3】決算整理後残高試算表(一部)

決算整理後残高試算表(一部)

借方勘定科目貸方
1,500,000建物
建物減価償却累計額
160,000備品
備品減価償却累計額

【資料4】貸借対照表(一部)

貸借対照表(一部)

建物1,500,000
備品160,000




解答

決算整理後残高試算表(一部)

借方勘定科目貸方
1,500,000建物
建物減価償却累計額607,500
160,000備品
備品減価償却累計額80,000
87,500減価償却費

貸借対照表(一部)

建物1,500,000
減価償却累計額607,500892,500
備品160,000
減価償却累計額80,00080,000

解説

減価償却費の計算

建物および備品の減価償却費は次のように計算します。

建物の減価償却費

(取得原価ー残存価額)÷耐用年数

=¥1,500,000×0.9÷20年

¥67,500

備品の減価償却費

(取得原価ー残存価額)÷耐用年数

=¥160,000÷8年

¥20,000

決算整理仕訳

借方金額貸方金額
減価償却費87,500建物減価償却累計額67,500
備品減価償却累計額20,000

貸借対照表の表示

減価償却累計額は、貸借対照表では貸方に記入するのではなく、固定資産の取得原価から控除する形式で借方に表示します。

注意

「建物減価償却累計額」「備品減価償却累計額」は、ともに「減価償却累計額」として表示します。

分からなかった人は復習