小口現金出納帳の読み取り問題

問題

次の資料に基づいて、以下の問いに答えなさい。

目標タイム 2分30秒

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【資料】当店の小口現金出納帳の記入は次の通りである。なお、当店は×5年4月より定額資金前渡制度(インプレスト・システム)を新たに採用しており、週の初めに前週末の支払報告書にもとづいて、小切手の振り出しにより資金を補給することとしている。

小口現金出納帳

※内訳欄の記入は省略している。また、お茶代と新聞購読料のみを雑費として処理し、その他の科目は適切な勘定科目を選択すること。

(問)次の日付に行われる仕訳を答えなさい。

借方金額貸方金額
4月1日の仕訳
借方金額貸方金額
4月6日の仕訳
借方金額貸方金額
4月9日の仕訳




解答

借方金額貸方金額
小口現金40,000当座預金40,000
4月1日の仕訳
借方金額貸方金額
旅費交通費5,900小口現金25,400
通信費10,600
消耗品費2,700
雑費6,200
4月6日の仕訳
借方金額貸方金額
小口現金25,400当座預金25,400
4月9日の仕訳

解説

小口現金出納帳とは小口現金の使途や支払額などを記録するための帳簿です。また、定額資金前渡制度(インプレスト・システム)とは、補給の際にはその週(又はその月)に使った金額と同額を補給するという方法です。

本問は小口現金出納帳に関する問題ですが、どの費用がどの勘定科目で処理されるのかを問う問題でもあります。なお、本問における小口現金出納帳の記入は次のようになります。

小口現金出納帳

はがき代や切手代は「通信費」になるのに対して、封筒代は一般的に「消耗品費」に分類されます。紛らわしいので間違えないように注意してください。