問題
以下の各取引について仕訳しなさい。なお、当社では商品売買に係る記帳方法として三分法を採用している。
目標タイム 3分
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【問1】仕入に関する取引
- 商品50個を@¥70で仕入れ、代金は現金で支払った。
- 商品40個を@¥90で仕入れ、代金は小切手を振り出して支払った。
- 商品30個を@¥80で仕入れ、代金は掛けとした。
- 商品20個を@¥110で仕入れ、代金のうち¥1,000は現金で支払い、残額は掛けとした。
- 商品¥5,000を仕入れ、¥4,000は他社振出しの小切手を渡し、残額は小切手を振り出して支払った。
- 3.の商品のうち2個を品違いのため返品した。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |
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1 | ||||
2 | ||||
3 | ||||
4 | ||||
5 | ||||
6 |
【問2】掛代金の決済に関する取引
- 買掛金¥3,500を普通預金から振り替えて支払った。
- 買掛金¥1,700を小切手を振り出して支払った。
- 甲商店に対する買掛金¥5,000および売掛金¥1,000の決済日につき、甲商店の承諾を得て両者を相殺処理するとともに、買掛金の超過分は小切手を振り出して支払った。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |
---|---|---|---|---|
1 | ||||
2 | ||||
3 | ||||
解答
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |
---|---|---|---|---|
1 | 仕入 | 3,500 | 現金 | 3,500 |
2 | 仕入 | 3,600 | 当座預金 | 3,600 |
3 | 仕入 | 2,400 | 買掛金 | 2,400 |
4 | 仕入 | 2,200 | 現金 | 1,000 |
買掛金 | 1,200 | |||
5 | 仕入 | 5,000 | 現金 | 4,000 |
当座預金 | 1,000 | |||
6 | 買掛金 | 160 | 仕入 | 160 |
解説
三分法とは商品売買の処理に関して仕入勘定、売上勘定、繰越商品勘定を使って処理する方法をいいます。三分法による記帳方法は、商品を仕入れたときは原価で仕入勘定の借方に記入し、販売したときは売価で売上勘定の貸方に記入します。
他社振出小切手は通貨代用証券なので現金で処理しています。よって、これを渡したときは現金の減少となります。当社が振り出した小切手は当座預金の減少です。
仕入の返品(仕入戻し)は基本的に仕入時の貸借逆の仕訳をすればいいだけです。金額は「@¥80×3個=¥160」です。
解答
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | |
---|---|---|---|---|
1 | 買掛金 | 3,500 | 普通預金 | 3,500 |
2 | 買掛金 | 1,700 | 当座預金 | 1,700 |
3 | 買掛金 | 5,000 | 売掛金 | 1,000 |
当座預金 | 4,000 |
解説
本問のように同一の取引先について売掛金と買掛金がある場合、両者を相殺して差額のみを支払う(受け取る)ことがあります。
仕訳のやり方としては、売掛金と買掛金を相殺するためにまず両者の金額を減額し、買掛金の超過分(借方と貸方の差額)を当座預金で処理します。