次回の日商簿記試験(第163回)は2023年2月26日です

消費税(税抜方式)に関する一連の仕訳問題

問題

以下に示す一連の取引について仕訳しなさい。ただし、勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。なお、消費税の処理は税抜方式によること。

現金売掛金仮払消費税未収還付消費税
買掛金仮受消費税未払消費税仕入
売上   
  1. ×4年4月10日、商品¥49,500(うち消費税¥4,500)を売り上げ、代金は掛けとした。
  2. ×4年6月15日、商品¥35,200(うち消費税¥3,200)を仕入れ、代金は掛けとした。
  3. ×4年9月22日、商品¥64,900(うち消費税¥5,900)を仕入れ、代金は掛けとした。
  4. ×4年12月3日、商品¥73,700(うち消費税¥6,700)を売り上げ、代金は掛けとした。
  5. ×5年1月11日、商品¥96,800(うち消費税¥8,800)を売り上げ、代金は掛けとした。
  6. ×5年3月31日、決算につき消費税に関する処理を行った。
  7. ×5年5月30日、消費税の未払額を現金で納付した。




解答

借方科目金額貸方科目金額
1売掛金49,500売上45,000
仮受消費税4,500
2仕入32,000買掛金35,200
仮払消費税3,200
3仕入59,000買掛金64,900
仮払消費税5,900
4売掛金73,700売上67,000
仮受消費税6,700
5売掛金96,800売上88,000
仮受消費税8,800
6仮受消費税20,000仮払消費税9,100
未払消費税10,900
7未払消費税10,900現金10,900

解説

商品を売買した時の処理

税抜方式とは、仕入等に係る消費税額(支払った消費税)を「仮払消費税」(資産)で、また売上等に係る消費税額(受け取った消費税)を「仮受消費税」(負債)で処理し、決算時に両者を相殺して、その差額を納付する(または還付を受ける)という方法です。

MEMO
税抜方式では「仕入」「売上」の金額には消費税額を含めずに、仮払消費税勘定または仮受消費税勘定を使って区分します。

決算整理仕訳

決算時には仮払消費税と仮受消費税とを相殺し、その差額を未払消費税勘定(負債)に振り替えます。

決算整理前残高試算表(消費税)
決算整理後残高試算表(消費税)

MEMO
本問とは逆に、借方に差額が生じる場合(仮受消費税<仮払消費税)には、その差額を未収還付消費税勘定(資産)に振り替えます。