簿記一巡の手続5【決算整理後残高試算表】~Re:決算整理から始める転記の検証~

問題

次の資料にもとづいて、以下の問いに答えなさい。

【資料】決算整理後の各勘定(日付と摘要欄は省略している)


【問】次の決算整理後残高試算表を完成させなさい。

決算整理後残高試算表

借方勘定科目貸方
現金
売掛金
繰越商品
買掛金
資本金
売上
仕入
雑損




解答

決算整理後残高試算表

借方勘定科目貸方
900 現金
300 売掛金
200 繰越商品
買掛金 400
資本金 450
売上 1,700
1,100 仕入
50 雑損
2,550 2,550

解説

解答の決算整理後残高試算表は、次のような決算整理後の各勘定残高を一覧表にしたものです。

簿記一巡の全体像

期中取引と決算整理のそれぞれの取引について元帳への転記の正確性を検証するため、決算整理前だけでなく決算整理後にも試算表を作成します。また、決算整理後残高試算表は損益計算書や貸借対照表の作成の基礎となります。なお、期首取引の仕訳(再振替仕訳など)における転記の正確性を検証するために期首試算表を作成する場合もありますが、試験上の重要性は乏しいため省略しています。