次回の日商簿記試験(第163回)は2023年2月26日です

材料の払出単価の計算問題

問題

次に示すa材料の受払記録にもとづいて以下の問いに答えなさい。

日付 摘要 数量(個) 単価(円) 金額(円)
1 前月繰越 500 260 130,000
5 受入 1,000 266 266,000
10 払出 1,200
15 受入 700 274 191,800
20 受入 800 280 224,000
25 払出 900

【問1】先入先出法によってa材料費を計算しなさい。

【問2】移動平均法によってa材料費を計算しなさい。

【問3】月次総平均法によってa材料費を計算しなさい。




解答

¥560,400

解説

先入先出法は、先に購入した材料から順番に払い出すと仮定して材料費を計算する方法なので、月末には古い材料から残っていくということになります。 したがって、材料の月末有高900個は20日受入分の800個(@¥280)と15日受入分の100個(@¥274)で構成されていることになります。
材料費に関する計算問題

よって、月末の材料棚卸高は¥251,400となるので、差額で材料の消費額(当月の材料費)を計算します。

月初有高¥130,000+当月受入合計¥681,800ー月末有高¥251,400 =¥560,400

解答

¥564,300

解説

移動平均法は材料を受け入れるたびに平均単価を計算し、その平均単価をもって払出単価とする方法です。 計算方法としては、次のように材料の残高の推移を把握して計算していくのが効率的だと思います。
材料費に関する計算問題

よって払出額(a材料費)は10日の¥316,800(@¥264×1,200個)と25日の¥247,500(@¥275×900個)の合計となります。

解答

¥568,260

解説

月次総平均法は、材料の月初在高および当月仕入高の合計金額を月初棚卸数量および当月仕入数量で割って1か月間の平均単価を計算し、それをもって材料の消費価格とする方法です。

まず、1か月間の平均単価を計算します。

材料費に関する計算問題

この平均単価を使って材料の払出額を計算します。

@270.6¥×(1,200個+900個) =¥568,260