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日商簿記3級無料問題集

問題2-4:商品売買の勘定分析問題



問題

当店では商品売買に関する取引について分記法によって記帳している。次の資料に基づいて、以下の問いに答えなさい。なお、同じ日付の取引は別個の取引ではなく、1つの取引を転記したものである。

<資料>6月中における商品売買の取引に関する勘定記入

分記法による勘定記入

(問)もし仮に、商品売買に関する取引を三分法で記帳するとした場合、次の日付の取引の仕訳を示しなさい。

 ① 6/ 6   ② 6/ 7   ③ 6/10   ④ 6/20   ⑤ 6/22



※解答・解説はこの下にあります。











解答

答え

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 26,000 支払手形 26,000
買掛金 1,500 仕入 1,500
売掛金 30,000 売上 30,000
売上 4,000 売掛金 4,000
売上 1,000 売掛金 1,000


解説

まず、商品勘定および商品売買益勘定の記入から分記法による仕訳を考えます。

なお分記法とは、商品を仕入れたときは原価で商品勘定(資産)の借方に記入し、販売したときは原価を商品勘定の貸方に記入するとともに、利益を商品売買益勘定の貸方に記入する方法です。

分記法による仕訳

借方科目 金額 貸方科目 金額 取引内容
6/6 商品 26,000 支払手形 26,000 手形仕入
6/7 買掛金 1,500 商品 1,500 仕入値引・戻し
6/10 売掛金 30,000 商品
商品売買益
24,000
6,000
掛売上
6/15 商品 21,000 現金 21,000 現金仕入
6/20 商品
商品売買益
3,500
500
売掛金 4,000 売上戻り
6/22 商品売買益 1,000 売掛金 1,000 売上値引
6/29 受取手形 40,000 商品
商品売買益
32,000
8,000
手形売上

商品勘定および商品売買益勘定の意味

商品勘定および商品売買益勘定の借方・貸方の金額が何を意味するのかをまとめると次のようになります。

商品勘定
借   方 貸   方
・商品の仕入(※1)
・売上戻り
・商品の販売
・仕入値引(※1)
・仕入戻し(※1)

(※1)商品勘定にのみ表れる金額(商品売買益勘定には表れない)。

商品売買益勘定
借   方 貸   方
・売上値引(※2)
・売上戻り
・商品の販売

(※2)売上値引は「商品売買益」のみを減少させるので商品勘定の金額には影響しない。


以上のことを考慮しながら上記の分記法による仕訳に基づいて、三分法による仕訳を考えていきます。

①6/ 6の取引

商品勘定の借方のみに金額があるので、これは約束手形による仕入を意味します。

②6/ 7の取引

商品勘定の貸方のみに金額があるので、これは仕入値引もしくは仕入戻しを意味します。値引も返品も仕訳は同じになるので、仕訳上は両者を区別する必要はありません。

③6/ 10の取引

商品勘定の貸方と商品売買益勘定の貸方の両方に金額があるので、これは掛けによる売上を意味します。

④6/ 20の取引

商品勘定の借方と商品売買益勘定の借方の両方に金額があるので、これは売上戻りを意味します。

⑤6/ 22の取引

商品売買益勘定の借方のみに金額があるので、これは売上値引を意味します。




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INDEX

 第1章:現金預金の問題
 第2章:商品売買の問題
 第3章:手形取引の問題
 第4章:有価証券および固定資産の問題
 第5章:その他債権債務等の問題
 第6章:決算整理事項の問題
 第7章:帳簿および財務諸表の問題
 第8章:伝票会計の問題
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