伝票の記入問題2

問題

次の各取引について伝票へ記入しなさい。ただし、いったん全額を掛け取引とする方法と取引を分解する方法のいずれを採用しているかは取引ごとに異なる。

目標タイム 5分

00:00

(1)商品¥35,000を仕入れ、代金のうち¥8,000は現金で支払い、残額は掛けとした。

出金伝票
科目金額
振替伝票
借方科目金額貸方科目金額
仕入 35,000 35,000

(2)商品¥50,000を売り上げ、代金のうち¥20,000は同店振出しの小切手で受け取り、残額は掛けとした。

入金伝票
科目金額
売上
振替伝票
借方科目金額貸方科目金額




解答

(1)の取引の伝票

出金伝票
科目金額
買掛金8,000
振替伝票
借方科目金額貸方科目金額
仕入 35,000買掛金 35,000

(2)の取引の伝票

入金伝票
科目金額
売上20,000
振替伝票
借方科目金額貸方科目金額
売掛金30,000売上30,000

解説

いったん全額を掛け取引とする方法と取引を分解する方法のいずれを採用しているかを判断するために、まず2つの方法によって仕訳を考えてみます。

(1)の取引

記入する伝票借方科目金額貸方科目金額
振替伝票仕入35,000買掛金35,000
出金伝票買掛金8,000現金8,000
全額を掛け取引とする方法
記入する伝票借方科目金額貸方科目金額
振替伝票仕入27,000買掛金27,000
出金伝票仕入8,000現金8,000
取引を分解する方法

振替伝票における金額が仕入の全額¥35,000となっていることから、いったん全額を掛け取引とする方法を採用していることがわかります。

(2)の取引

記入する伝票借方科目金額貸方科目金額
振替伝票売掛金50,000売上50,000
入金伝票現金20,000売掛金20,000
全額を掛け取引とする方法
記入する伝票借方科目金額貸方科目金額
振替伝票売掛金30,000売上30,000
入金伝票現金20,000売上20,000
取引を分解する方法

入金伝票における相手科目が「売上」となっていることから、取引を分解する方法を採用していることがわかります。