証憑から仕訳を導く問題2

問題

次の各証ひょうにもとづいて必要な仕訳を示しなさい。ただし、商品売買取引は3分法、消費税は税抜方式により処理し、勘定科目は次の中から最も適当と思われるものを選ぶこと。

現金当座預金売掛金受取手形
クレジット売掛金仮払消費税買掛金支払手形
仮受消費税仕入売上 

【問1】商品を仕入れ、品物とともに次の納品書を受け取り、代金は後日支払うこととした。

納品書

【問2】店頭における一日分の売上の仕訳を行うにあたり、集計結果は次のとおりであった。なお、合計額のうち¥45,320 はクレジットカード、残りは現金による決済であった。また、信販会社への手数料は代金回収時に計上する。

領収書

【問3】商品¥550,000(消費税¥50,000 を含む)を売り渡し、代金として以下のとおり受け取った。

納品書兼請求書




解答

借方科目金額貸方科目金額
仕入300,000買掛金330,000
仮払消費税30,000

解説

支払った消費税は「仮払消費税」(資産)で処理します。したがって、「仕入」は消費税を含まない金額となります。

解答

借方科目金額貸方科目金額
現金78,980売上113,000
クレジット売掛金45,320仮受消費税11,300

解説

受け取った消費税は「仮受消費税」(負債)で処理します。したがって、「売上」は消費税を含まない金額となります。また、クレジットカードによる売り上げは「クレジット売掛金」で処理します。

解答

借方科目金額貸方科目金額
現金350,000売上500,000
受取手形200,000仮受消費税50,000

解説

他人振出しの小切手は通貨代用証券なので「現金」で処理します。なお、消費税は税抜方式により処理するので、「売上」は消費税を含まない金額となります。