次回の日商簿記試験(第162回)は2022年11月20日です

労務費の計算問題①

問題

次に示す資料にもとづいて、当期の直接労務費および間接労務費の金額を答えなさい。

【資料】

1.直接工に関する資料

  • 直接工の予定消費賃率:¥1,800/時間
  • 直接作業時間:1,700時間
  • 間接作業時間:300時間
  • 手待時間:50時間
  • 休憩時間:30時間

2.間接工に関する資料

  • 間接工賃金(当月要支払額):¥700,000
  • 間接工賃金(当月支払額):¥720,000

3.その他の資料

  • 本社従業員給料:¥3,500,000
  • 工場事務職員給料:¥540,000
  • 社会保険料会社負担額:¥400,000
  • 工員募集費:¥150,000
  • 工員の社宅や保養所などの福利施設負担額:¥135,000
  • 工員の社員旅行のための支払額:¥280,000
  • 工員の健康診断のための支払額:¥57,000
  • 工場従業員のためのパソコン研修講師料:¥200,000




解答

・直接労務費:¥3,060,000

・間接労務費:¥2,270,000

解説

直接労務費

直接労務費となるのは、直接工の作業時間のうち直接作業時間に対応する金額です。

予定消費賃率¥1,800/時間×直接作業1,700時間=¥3,060,000

間接労務費

直接工の間接作業賃金および手待賃金

直接工の作業時間のうち、間接作業時間および手待時間に対応するものは間接労務費となります。

¥1,800/時間×(間接作業300時間+手待50時間)=¥630,000
注意
休憩時間は支払対象とはならないので注意してください。

間接工賃金

間接工賃金は当月要支払額(¥700,000)を計上します。

その他

①本社従業員給料:本社従業員等の給料は営業費となり製造原価には含まれません。

工場事務職員給料:工場の事務職員給料は間接労務費となります。

社会保険料会社負担額:法定福利費として間接労務費となります。

④工員募集費:間接経費となります。

⑤工員の社宅や保養所などの福利施設負担額:間接経費となります。

⑥工員の社員旅行のための支払額:間接経費となります。

⑦工員の健康診断のための支払額:間接経費となります。

⑧工場従業員のためのパソコン研修講師料:間接経費となります。

間接労務費の計算

以上より、本問における当期の間接労務費は次のようになります。

直接工¥630,000+間接工¥700,000+その他(¥540,000+¥400,000)

¥2,270,000