次回の日商簿記試験(第161回)は2022年6月12日です

工業簿記の財務諸表作成問題5(直接原価計算編①)

問題

次の資料にもとづいて、以下で示す各問いに答えなさい。

【資料】

1.棚卸資産に関するデータ

 前期末有高当期末有高
原料400,000円320,000円
仕掛品550,000円600,000円
製品630,000円590,000円

(注)原料の当期仕入高は2,810,000円である。また、仕掛品および製品は変動製造原価のみで計算されている。

2.賃金・給料に関するデータ

 当期支払額前期未払額当期未払額
直接工賃金1,300,000円180,000円168,000円
間接工賃金495,000円55,000円49,000円
工場従業員給料650,000円70,000円65,000円

(注)直接工は直接作業のみに従事している。また、間接工賃金は変動費、工場従業員給料は固定費である。

3.経費に関するデータ

・電力料(変動費):185,000円

・保険料(固定費):155,000円

・減価償却費(固定費):173,000円

・その他(固定費):127,000円

4.販売費及び一般管理費に関するデータ

・変動販売費:540,000円

・固定販売費:325,000円

・一般管理費(すべて固定費):362,000円

5.変動製造間接費は直接労務費の50%を予定配賦しており、配賦差異は変動売上原価に賦課する。


【問1】次の仕掛品勘定(単位:円)を完成させなさい。

仕掛品勘定

【問2】次の損益計算書(単位:円)を完成させなさい。

直接原価計算による損益計算書

解答

仕掛品勘定

解説

次のような勘定連絡図を念頭に置いて記入していきましょう。

勘定連絡図(仕掛品)

(※)変動製造間接費の予定配賦額:直接労務費1,288,000円×50%=644,000円

解答

直接原価計算による損益計算書

解説

直接原価計算では変動製造原価のみを製品原価とし、固定製造間接費は期間原価とするので、製造間接費については変動費と固定費を分けて把握します。

勘定連絡図(製造間接費)

MEMO
配賦差異は不利差異(借方差異)となるので変動売上原価に加算します。