問題
次の資料にもとづいて、以下で示す各問いに答えなさい。
【資料】
1.棚卸資産に関するデータ
前期末有高 | 当期末有高 | |
---|---|---|
原料 | 400,000円 | 320,000円 |
仕掛品 | 550,000円 | 600,000円 |
製品 | 630,000円 | 590,000円 |
(注)原料の当期仕入高は2,810,000円である。また、仕掛品および製品は変動製造原価のみで計算されている。
2.賃金・給料に関するデータ
当期支払額 | 前期未払額 | 当期未払額 | |
---|---|---|---|
直接工賃金 | 1,300,000円 | 180,000円 | 168,000円 |
間接工賃金 | 495,000円 | 55,000円 | 49,000円 |
工場従業員給料 | 650,000円 | 70,000円 | 65,000円 |
(注)直接工は直接作業のみに従事している。また、間接工賃金は変動費、工場従業員給料は固定費である。
3.経費に関するデータ
・電力料(変動費):185,000円
・保険料(固定費):155,000円
・減価償却費(固定費):173,000円
・その他(固定費):127,000円
4.販売費及び一般管理費に関するデータ
・変動販売費:540,000円
・固定販売費:325,000円
・一般管理費(すべて固定費):362,000円
5.変動製造間接費は直接労務費の50%を予定配賦しており、配賦差異は変動売上原価に賦課する。
【問1】次の仕掛品勘定(単位:円)を完成させなさい。

【問2】次の損益計算書(単位:円)を完成させなさい。

解答
解説
次のような勘定連絡図を念頭に置いて記入していきましょう。
(※)変動製造間接費の予定配賦額:直接労務費1,288,000円×50%=644,000円
解答
解説
直接原価計算では変動製造原価のみを製品原価とし、固定製造間接費は期間原価とするので、製造間接費については変動費と固定費を分けて把握します。
MEMO
配賦差異は不利差異(借方差異)となるので変動売上原価に加算します。