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先入先出法による商品売買

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問題

次に示す資料にもとづいて、以下の各問に答えなさい。なお、当店は売掛金元帳および商品有高帳を補助元帳として用いている。また、当店では商品の払出単価の決定方法として先入先出法を採用している。

【資料】甲商品の8月中の取引

1日、前月繰越は次のようになっている。
・甲商品200個(@¥210)
・売掛金¥100,000(高知商店¥60,000 愛媛商店¥40,000)

6日、愛媛商店に、甲商品180個を@¥300で売り渡し、代金は掛けとした。その際、先方負担の発送運賃¥2,000を現金で支払った。なお、この発送運賃は立替金勘定を使わない方法で処理すること。

10日、6日に売り渡した甲商品のうち、10個が品違いのため返品された。

12日、香川商店から甲商品100個を@¥200で仕入れ、代金は掛けとした。

19日、高知商店に甲商品80個を@¥300で売り渡し、代金は掛けとした。その際、当店負担の発送運賃¥1,800を現金で支払った。

23日、香川商店から甲商品100個を@¥180で仕入れ、代金は掛けとした。

30日、高知商店より¥60,000、愛媛商店より¥40,000の掛け代金を現金で回収した。


(問1)甲商品の次月繰越額を答えなさい。

(問2)売掛金元帳における愛媛商店勘定の月末残高を答えなさい。

解答

(問1)の答え

・¥28,000

(問2)の答え

・¥53,000

解説

(問1)の解説

まず各日付の仕訳を考えていきますが、(問2)において売掛金元帳における愛媛商店勘定の金額を知る必要があるので、売掛金はあらかじめ得意先ごとに分けて記入しておくと後で便利です。

日付 借方科目 金額 貸方科目 金額
6日 売掛金(愛媛) 56,000 売上 54,000
現金 2,000
10日 売上 3,000 売掛金(愛媛) 3,000
12日 仕入 20,000 買掛金 20,000
19日 売掛金(高知) 24,000 売上 24,000
発送費 1,800 現金 1,800
23日 仕入 18,000 買掛金 18,000
30日 現金 100,000 売掛金(高知) 60,000
売掛金(愛媛) 40,000

商品売買の付随費用は以下のように処理します。忘れた人はもう一度確認しておいてください。

仕入諸掛 販売諸掛
当社負担 購入原価(「仕入」)に含める 「発送費」(費用)で処理
先方負担 ①「立替金」で処理
②「買掛金」から控除
①「立替金」で処理
②「売掛金」に含める

甲商品の次月繰越額

先入先出法は、古い商品(先に仕入れた商品)から順番に払い出していく(販売していく)と仮定して払出単価を計算する方法です。

ということは、逆に考えると新しい商品から順番に残っていくことになります。

先入先出法による売上原価の計算

したがって、月末商品は12日仕入分の50個(@¥200)と23日仕入分の100個(@¥180)で構成されていることになります。

商品有高帳を書いていると時間がかかるので、次月繰越額や売上原価は上のようなボックス図を書いて計算しましょう。

(問2)の解説

売掛金元帳(得意先元帳)とは、得意先別の売掛金の内訳明細を示した補助簿です。売掛金元帳では、一般的に会社名を勘定科目とした人名勘定が用いられます。

売掛金元帳(愛媛商店)

愛媛商店に対する売掛金の増減のみに着目して整理していくと、次月繰越はこのようになります。

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