問題
次の資料に基づいて、【問1】および【問2】に答えなさい。
目標タイム 8分
00:00
【問1】次の仕訳を示しなさい。
1.総売上高は¥1,200,000、戻り高は¥85,000であった。また、貸付金の利息の受取額は¥100,000であり、未経過分が¥10,000であった。これらを損益勘定へ振り替える。
2.総仕入高は¥900,000、戻し高は¥53,000、期首商品棚卸高は¥63,000、期末商品棚卸高は¥68,000であった。また、保険料の支払額は¥50,000、前払額は¥15,000、借入金の利息の支払額は¥42,000、未払額は¥6,000であった。これらを損益勘定へ振り替える。
3.当期純利益を繰越利益剰余金勘定へ振り替える。当期における損益の状況は上記1.と2.のみであったと考えること。
【問2】次の損益勘定の記入を行いなさい。
損益
| 3/31 | 3/31 | ||||
| 〃 | 〃 | ||||
| 〃 | |||||
| 〃 | |||||
解答
【問1】の答え
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 売上 | 1,115,000 | 損益 | 1,205,000 |
| 受取利息 | 90,000 |
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 損益 | 925,000 | 仕入 | 842,000 |
| 保険料 | 35,000 | ||
| 支払利息 | 48,000 |
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 損益 | 280,000 | 繰越利益剰余金 | 280,000 |
【問2】の答え
損益
| 3/31 | 仕入 | 842,000 | 3/31 | 売上 | 1,115,000 |
| 〃 | 保険料 | 35,000 | 〃 | 受取利息 | 90,000 |
| 〃 | 支払利息 | 48,000 | |||
| 〃 | 繰越利益剰余金 | 280,000 | |||
| 1,205,000 | 1,205,000 |
解説
決算整理後の収益勘定および費用勘定を損益勘定の貸方および借方へ振り替え、当期純利益を損益勘定から繰越利益剰余金勘定へ振り替える一連の仕訳のことを決算振替仕訳といいます。
決算振替は、決算整理を行った後(決算整理後残高試算表を作成した後)に行われるということに注意してください。
それでは、それぞれの勘定について詳しく説明していきます。
売上勘定について
総売上高は戻り高(返品)等を控除する前の金額ですが、損益勘定へは返品等を控除した額(純売上高)で振り替えます。
受取利息勘定について
受取利息は、受取高から期末における未経過分(前受け分)を控除した後の金額¥90,000が決算整理後の金額となります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 受取利息 | 10,000 | 前受利息 | 10,000 |
仕入勘定について
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 仕入 | 63,000 | 繰越商品 | 63,000 |
| 繰越商品 | 68,000 | 仕入 | 68,000 |

決算整理後の仕入勘定は売上原価を表します。なお売上原価の計算では、総仕入高から戻し高を控除した純仕入高を使います。
保険料勘定について
保険料は、支払額から期末における前払額を控除した後の金額¥35,000が決算整理後の金額となります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 前払保険料 | 15,000 | 保険料 | 15,000 |
支払利息勘定について
支払利息は、支払額に期末における未払額を加算した金額¥48,000が決算整理後の金額となります。
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 支払利息 | 6,000 | 未払利息 | 6,000 |
繰越利益剰余金勘定への振替え

最後に、損益勘定の貸借差額として計算された当期純利益を繰越利益剰余金勘定へ振り替えます。

