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第8章-6:欠損てん補



欠損てん補とは

損失が生じて剰余金(繰越利益剰余金)がマイナス(借方残高)となった場合、株主への配当ができません。

そこで、配当を可能にするためなどの理由から、株主総会の決議によって損失を準備金や任意積立金などで補てんする場合があります。これを欠損てん補といいます。


欠損てん補の処理方法

決算時の処理

例題 決算において、¥500,000の当期純損失が計上された。

当期純損失が計上された場合は、当期純利益の場合とは逆に、損益勘定の貸方から繰越利益剰余金勘定の借方に振り替えます。

借方科目 金額 貸方科目 金額
繰越利益剰余金 500,000 損益 500,000

欠損てん補の処理(決算時)

株主総会時の処理

①任意積立金の取崩しによる欠損てん補

例題 株主総会において、繰越利益剰余金勘定の借方残高¥500,000につき、新築積立金¥300,000を取り崩して、これをてん補した。なお、残額は次期に繰り越すこととした。

新築積立金(任意積立金)を減少させるとともに繰越利益剰余金を増加させます。なお、繰越利益剰余金の借方残高¥200,000は、そのまま損失として次期に繰り越します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
新築積立金 300,000 繰越利益剰余金 300,000

なお、任意積立金は「新築積立金」や「別途積立金」など、具体的な科目で処理します

②準備金による欠損てん補

例題 株主総会において、繰越利益剰余金勘定の借方残高¥500,000につき、利益準備金¥300,000を取り崩して、これをてん補した。なお、残額は次期に繰り越すこととした。

借方科目 金額 貸方科目 金額
利益準備金 300,000 繰越利益剰余金 300,000

欠損てん補の処理(株主総会時)

翌期において利益が計上された場合

翌期の決算において利益が計上された場合、繰り越された損失と相殺します。これにより、繰越利益剰余金がプラス(貸方残高)となった場合は、再び株主への配当を行うことができるようになります。

例題 決算において、¥300,000の当期純利益が計上された。

借方科目 金額 貸方科目 金額
損益 300,000 繰越利益剰余金 300,000

欠損てん補の処理(翌期決算時)



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INDEX

 第0章:本章に入る前に
 第1章:銀行勘定調整表
 第2章:商品売買
 第3章:手形取引
 第4章:売買目的有価証券および満期保有目的債券
 第5章:固定資産
 第6章:引当金
 第7章:社債
※試験範囲外のため削除
 第8章:株式の発行および剰余金
 第9章:税金および決算等
【連絡先】
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