システム開発のプロジェクトマネジメントに関する記述 a~d のうち、スコープのマネジメントの失敗事例だけを全て挙げたものはどれか。
a 開発に必要な人件費を過少に見積もったので、予算を超過した。
b 開発の作業に必要な期間を短く設定したので、予定期間で開発を完了させることができなかった。
c 作成する機能の範囲をあらかじめ決めずにプロジェクトを開始したので、開発期間を超過した。
d プロジェクトで実施すべき作業が幾つか計画から欠落していたので、システムを完成できなかった。
- ア. a, b
- イ. b, c
- ウ. b, d
- エ. c, d
【答え】エ
【解説】
スコープマネジメントとは、プロジェクトで何を行うか(=作業内容)と何を作るか(=成果物)を定義し、それを管理する活動のことです。つまり、「やること・やらないこと」の明確化と作業の抜け・漏れの防止が目的です。
各選択肢の解説
a 開発に必要な人件費を過少に見積もったので、予算を超過した。
→ ❌ これはコストマネジメントの失敗。
b 開発の作業に必要な期間を短く設定したので、予定期間で開発を完了させることができなかった。
→ ❌ これはスケジュールマネジメントの失敗。
c 作成する機能の範囲をあらかじめ決めずにプロジェクトを開始したので、開発期間を超過した。
→ ⭕ 何を作るか(=スコープ)を決めていなかったというのは、スコープマネジメントの失敗。
d プロジェクトで実施すべき作業が幾つか計画から欠落していたので、システムを完成できなかった。
→ ⭕ 「必要な作業が漏れていた」というのは、スコープの定義とWBS(作業分解構成)の失敗。
以上より、正解はエ. c, dとなります。

