犬でもわかる!無料簿記講座のロゴ

【参考】帳簿体系の基礎知識~補助簿併用制とは?~

補助簿併用制における帳簿体系や記入方法、および主要簿(仕訳帳と総勘定元帳)と補助簿(補助記入帳と補助元帳)の分類などをわかりやすく解説しています。

初めて学ぶ簿記入門講座step9のアイキャッチ画像

このページでは参考までに帳簿の体系がどうなっているのかということについての基本的なお話をしていこうと思います。

試験で直接問われる可能性は低いかもしれませんが、このページの内容を知っていれば帳簿(ひいては簿記)に対する理解がぐんと深まりますので、時間に余裕のある方は一度目を通してみてください。

1.単一仕訳帳・元帳制とは?

単一仕訳帳・元帳制とは?

単一仕訳帳・元帳制とは、単一の仕訳帳にすべての取引が仕訳され、そこから単一の元帳へ転記される帳簿組織です。取引を最初に記入する帳簿を原始簿、原始簿に記録された取引がそのまま転記される帳簿を転記簿といいます。

単一仕訳帳・元帳制は最も基本的な帳簿組織であり、仕訳帳から元帳への転記が単純で分かりやすいという長所があります。しかし、単一仕訳帳・元帳制では取引の発生順に仕訳帳へ記入していくだけなので、特定の取引や勘定に関する詳細な情報が得られないといった問題があります。

このような単一仕訳帳・元帳制の短所を克服するために考えられたのが補助簿併用制(ほじょぼへいようせい)です。

2.補助簿併用制とは?

補助簿併用制における主要簿と補助簿

補助簿併用制では、単一仕訳帳・元帳制における仕訳帳と元帳を主要簿(しゅようぼ)と呼びます。さらに、これとは別に特定の取引または勘定についての内訳や明細を示して主要簿を補うものとして補助簿(ほじょぼ)を新たに設けます。

補助簿は原始簿である補助記入帳(ほじょきにゅうちょう)と転記簿である補助元帳(ほじょもとちょう)に分類されます。

このとき、補助簿における補助元帳と区別するため、主要簿における元帳を総勘定元帳と呼びます。

用語の説明
  • 主要簿:単一仕訳帳・元帳制における仕訳帳と元帳のこと。
  • 補助簿:特定の取引または勘定についての内訳や明細を示した帳簿。
  • 補助記入帳:取引の発生順にその明細を示す帳簿。
  • 補助元帳:ある特定の勘定の明細を示す帳簿。

少しややこしいので、表にまとめておきますね。

主要簿 補助簿
原始簿 仕訳帳 補助記入帳
転記簿 総勘定元帳 補助元帳

みなさんがこれから勉強する日商簿記3級はこの補助簿併用制を前提としています。

【おまけ】補助簿併用制における記帳・転記の方法

おまけなので分からなければさらっと流してください。時間をかける必要はありません。

補助簿併用制における記帳・転記の方法
上図の説明

①取引が発生すると、まず、原始簿である補助記入帳と仕訳帳に記入されます。補助記入帳に関係の無い取引は直接仕訳帳に記入されますが、補助記入帳に関係のある取引は仕訳帳に記入する前に、まず補助記入帳に記入されます。

②補助記入帳に関係のある取引の場合、補助記入帳に記入した内容を仕訳帳に仕訳します。このとき、一部の補助元帳(商品有高帳など)については、補助記入帳から個別に転記される場合があります。

③仕訳帳から総勘定元帳と補助元帳に転記します。

3.補助簿併用制における帳簿の分類

最後に、日商簿記3級で出題される可能性のある帳簿を簡単に分類しておきます。

補助簿併用制における帳簿の分類

主要簿(仕訳帳と総勘定元帳)はすでに学習しましたが、補助簿については3級講座で扱います。

仕訳帳と総勘定元帳はこちらを参考に。

4.まとめ

まとめ
  • 補助簿併用制とは、単一仕訳帳制における仕訳帳と元帳に補助簿を加えた帳簿組織である。
  • 補助簿併用制においては、仕訳帳と総勘定元帳を主要簿、それ以外を補助簿と呼ぶ。
  • 補助簿は補助記入帳と補助元帳に分類される。
  • 補助記入帳は取引の発生順にその明細を示す帳簿であり、出納帳や仕入帳・売上帳、受取手形記入帳・支払手形記入帳などがある。
  • 補助元帳はある特定の勘定の明細を示す帳簿であり、商品有高帳や売掛金元帳・買掛金元帳、固定資産台帳などがある。
コンテンツ

スポンサードリンク