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日商簿記3級無料講座

第4章-3:有価証券の売却



株式の売却時の処理

売却額>簿価のケース

例題 甲商店株式1株を@¥1,100で売却し、代金は現金で受け取った。なお、この甲商店株式は当期に5株を@¥1,000で購入したものである。また、購入時に買入手数料¥100を支払っている。

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 1,100 有価証券
有価証券売却益
1,020
80

借方の現金勘定は売却額です。一方、貸方の有価証券勘定は帳簿価額(簿価)です。この両者の差額が貸方に生じる場合は、これを「有価証券売却益」(収益)で処理します。

有価証券売却益勘定

face01 あのー、この有価証券の簿価って1株@¥1,000じゃないの?

付随費用を取得原価に含めているということを忘れないでください。付随費用の分だけ1株あたりの簿価は大きくなります。

取得原価(@¥1,000×5株+¥100)÷5株=@¥1,020(1株当たり簿価)

この場合、簿価@¥1,020の甲商店株式を@¥1,100で1株売却したわけですから、¥80のもうけ(収益)が出たということになります。

【仕訳のイメージ】

【仕訳のイメージ】

売却額<簿価のケース

例題 さらに後日、当社は上記の甲商店株式のうち2株を@¥1,000で売却し、代金は現金で受け取った。

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金
有価証券売却損
2,000
40
有価証券 2,040

先ほどとは逆に、売却額と帳簿価額の差額が借方に生じる場合は、これを「有価証券売却損」(費用)で処理します。

有価証券売却損勘定

このケースでは、簿価@¥1,020の甲商店株式を@¥1,000で2株売却したのですから、1株当たり¥20の損×2株分で¥40の損(費用)が発生したことになります。

【仕訳のイメージ】

【仕訳のイメージ】

社債の売却時の処理

社債に関しても売却損益の算定方法は、上で説明した株式の場合と同様です。ただし、社債の売却時は購入時と同じく口数で計算します

売却額>簿価のケース

例題 乙社社債のうち、額面¥500を@¥100につき@¥97で売却し、代金は現金で受け取った。なお、この乙社社債は当期に額面総額¥2,000を@¥100につき@¥95で購入したものである。

まず、売却した口数を計算します。

売却した額面¥500÷1口当たり額面¥100=5口(売却口数)

基本的な処理は株式の場合と同じです。すなわち、売却額と簿価との差額が貸方に出れば有価証券売却益(収益)で処理し、差額が借方に出れば有価証券売却損(費用)で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金 485 有価証券
有価証券売却益
475
10

このケースでは、売却した社債の簿価は¥475(=@¥95×5口)であり、これを¥485(=@¥97円×5口)で売却したので、両者の差額¥10の得をしたということになります。

※もちろん、次のように計算してもOKです。

社債の売却額:額面¥500 × @¥97/@¥100 = ¥485
売却した社債の簿価:額面¥500 × @¥95/@¥100 = ¥475

売却額<簿価のケース

例題 さらに後日、当社は乙社社債のうち、額面¥500を@¥100につき@¥93で売却し、代金は現金で受け取った。

売却口数は先ほどと同じく5口です。また、社債の売却額は¥465(=@¥93×5口)となります。

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金
有価証券売却損
465
10
有価証券 475



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 第1章:現金および預金
 第2章:商品売買
 第3章:手形取引
 第4章:有価証券および固定資産
 第5章:その他債権債務等
 第6章:決算手続き
 第7章:帳簿および財務諸表
 第8章:伝票式会計
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