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日商簿記3級無料講座

第8章-2:仕訳日計表の作成と元帳への転記

取引の数が膨大になると、当然のことながら伝票の数も膨大になります。そのすべてを1枚づつ総勘定元帳へ転記するとなると、とても大変な作業となり誤りも発生しやすくなるでしょう。ある程度まとめて転記できると楽なんですが。

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仕訳日計表とは

face01 伝票が便利なのは何となくわかったけど、転記が大変そうだね。
例えば伝票が100枚あったら、100回転記しないといけないの?

転記を効率的に行うために仕訳日計表というものを作成します。仕訳日計表とは、その日に作成した伝票をすべて集計した一覧表のことをいいます。

伝票を1枚づつ総勘定元帳へ転記(個別転記)すると、非常に手間がかかるうえ、誤りも生じやすくなります。仕訳日計表を作成することで、1日の合計金額をまとめて転記(合計転記)することができるので、効率的に転記作業が行えるようになるのです。

ただし、総勘定元帳への転記は合計転記ですが、補助元帳(得意先元帳や仕入先元帳など)への転記は個別転記であるという点に注意してください。

仕訳日計表とは

仕訳日計表の作成方法


例題 当店(三伝票制を採用)の4月10日における伝票は次のとおりであった。これにもとづいて仕訳日計表を作成しなさい。なお、元丁欄の記入は省略してよい。
4月1日における伝票

上記の伝票の内容を仕訳すると次のようになります。なお、売掛金元帳や買掛金元帳へ転記する必要がある場合は、相手先も記入しておくと後で楽です。

入金伝票

伝票番号 借方科目 金額 貸方科目 金額
No.101 現金 40,000 売掛金(甲商店) 40,000
No.102 現金 60,000 売掛金(乙商店) 60,000
No.103 現金 50,000 売上 50,000

出金伝票

伝票番号 借方科目 金額 貸方科目 金額
No.201 仕入 45,000 現金 45,000
No.202 支払手形 30,000 現金 30,000
No.203 仕入 60,000 現金 60,000

振替伝票

伝票番号 借方科目 金額 貸方科目 金額
No.301 仕入 70,000 買掛金(丙商店) 70,000
No.302 売掛金(甲商店) 65,000 売上 65,000

各勘定科目の合計金額を仕訳日計表へ記入していきます。ちなみに、仕訳日計表の貸借が一致することによって、記帳や集計に誤りがないことをチェックすることができます。

仕訳日計表の記入

元帳への転記


例題 上で作成した仕訳日計表をもとに、総勘定元帳および得意先元帳への転記を行い、仕訳日計表の元丁欄の記入を行いなさい。

元帳への転記にあたっては特に借方と貸方の区別摘要欄および仕丁欄の記入方法に注意してください。

総勘定元帳への転記

総勘定元帳へは、仕訳日計表における合計金額を転記します(合計転記)。

仕訳日計表から総勘定元帳への転記

※1:摘要欄には「仕訳日計表」と記入します。

※2:仕丁欄には仕訳日計表のページ数を記入します。

仕訳日計表の作成(元丁欄の記入)

転記済みであるということを確認するため、転記が済んだら元丁欄に総勘定元帳のページ数を記入します。

仕訳日計表の作成(元丁欄の記入)

補助元帳(得意先元帳)への転記

補助元帳へは、1伝票づつ個別に転記します(個別転記)。

仕訳日計表から補助元帳への転記

※1:摘要欄には伝票の種類を記入します。

※2:仕丁欄には伝票の番号を記入します。


face01 これで3級講座は終了となります。ご覧いただいた皆様どうもありがとうございました。でも「簿記の資格を持っている」と言えるのは2級を取ってから!
ここで勉強をやめるなんてもったいないよ。3級に合格したら次は2級を目指そう!



ポイントチェック!

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1.仕訳日計表とは、その日に作成した伝票をすべて集計した一覧表のことである。

2.仕訳日計表から総勘定元帳への転記は合計転記である。

3.仕訳日計表から補助元帳への転記は個別転記である。


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