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決算とは?会計期間とは?期首~期末までの流れ

決算とは1会計期間の利益を計算したり、資産・負債・純資産の金額を確定したりするための一連の手続きをいいます。このページでは決算や会計期間の基礎について初めて勉強する人にもわかりやすく解説していきます。

初めて学ぶ簿記入門講座step7のアイキャッチ画像

今回は簿記の大まかな流れについてお話しします。

ボキタロー君の顔(普)

大まかな流れ?

具体的には、どのような流れで帳簿への記入や会計処理を進めていくかということを説明していきます。今回は主に用語の説明になるので少し退屈かもしれません。

ボキタロー君の顔(普)

じゃあ、寝てていいっすか?

今回の内容は簿記の基本中の基本です。これが分からなければ問題文を読んでもその意味が理解できないという事態もあり得るでしょう。

ボキタロー君の顔(困)

じゃあ、やっぱり起きてます。

1.会計期間ってなに?

まず用語の説明をざっとします。いずれも重要な用語なので、しっかりと理解してください。

会計期間とは

企業会計では、企業の活動を一定期間(1年や半年など)で区切って記録・計算をしていきます。この一定期間のことを会計期間といいます。なお、会計期間は会計年度とか事業年度などと呼んだりもします。

会計期間に決まったものはなく基本的には会社の自由に設定することができますが、多くの会社では1年度(4/1~翌年の3/31)を1会計期間としています。

(例)当期の会計期間を×2年4/1~×3年3/31とした場合

会計期間のイメージ
用語の説明
  • 期首(きしゅ):会計期間の始まりの日。
  • 期末(きまつ):会計期間の終わりの日。
  • 期中(きちゅう):期首と期末の間。

2.決算ってなに?

決算の基礎知識

決算(手続)とは

決算(けっさん)とは1会計期間の利益を計算したり、資産・負債・純資産の金額を確定したりするための一連の手続きをいいます。

会計では一定期間で会計期間を区切り記録や計算などをしていくわけですが、本来は継続しているはずの企業活動を無理やり人為的に区切るので、勘定科目や金額などに修正や調整などを行う必要がでてきます。

そこで、この修正や調整などを行うために、期末になると決算という手続きを行います。このことから、会計期間の最後の日を決算日と呼んだりもします。

決算に関する用語
  • 決算整理:決算において勘定科目や金額などに修正や調整などを加えること。
  • 決算整理事項:決算整理の調整事項のこと。
  • 決算整理仕訳:決算整理のために行う仕訳のこと。

決算整理事項は多岐にわたりますが、具体的にどのようなことをするのかについては入門では触れません。3級でたっぷりと勉強しましょう。

決算において決算整理を行い「1会計期間のもうけがいくらだったか」(経営成績)、「現時点でどのような財産がいくらあるのか」(財政状態)といったことを計算し確定させます。

一会計期間の流れ

決算の結果に基づき、最終的に損益計算書(P/L)貸借対照表(B/S)を作成して1会計期間は終了となります。

 

損益計算書や貸借対照表については以前簡単に説明しました。


月次決算とは?

月次決算とは

年度末(期末)に行われる正規の決算手続(年次決算)とは別に、月ごとに決算を行う場合があります。この毎月行う決算手続のことを月次(げつじ)決算といいます。

月次決算では、毎月の財政状態や経営成績を明らかにするために月次貸借対照表月次損益計算書を作成します。

年度末に作成される財務諸表が外部報告目的で作成されるのに対して、月次決算で作成される財務諸表は主に内部管理目的で作成されます。

そのため、月次貸借対照表と月次損益計算書の作成方法は年度末に作成されるものと比較して、使用する勘定科目や一部の手続きに若干の違いがあります。

3.簿記一巡の手続ってなに?

簿記一巡の手続とは

簿記一巡の手続(ぼきいちじゅんのてつづき)とは、大まかにいうと「取引→仕訳→勘定記入→試算表→財務諸表」という一連の流れのことをいいます。

簿記一巡の手続きの全体像(日商簿記3級に関連する部分のみ)を図にすると次のようになります。

簿記一巡の手続きの全体像

取引が発生すると、まず仕訳を行い、それを各勘定科目に転記します。期末になると一連の決算手続を行って簿記一巡の手続は終了します。

精算表や帳簿の締切りについては3級講座で詳しく説明しますので、ここではスルーしてください。

転記についてはこのページを参考にしてください。


試算表についてはこのページを参考にしてください。


4.まとめ

ボキタロー君の顔(普)

なんで会計期間を区切る必要があるの?そんなことするからややこしくなるんでしょ?

会計というのは、基本的に「企業は永久的に継続する」という前提の下で行われます。

ボキタロー君の顔(怒)

永久に存在するものなんてこの世にあるもんか!

もちろんこれは仮定の話です。例えば、当初から3か月で解散する予定の会社であれば、その3か月間を会計期間として記録・計算すれば何の問題もありません。

しかし「企業は永久的に継続する」という仮定の下では、どこかで人為的に期間を区切らないと永久に記録や計算ができないということになるのです。

ボキタロー君の顔(普)

なるほど。だからきりのいい1年で区切るわけか。

現在では半年ごと(半期)や3か月ごと(四半期)に決算を行う場合もありますし、さらにもっと短い期間(1か月間)で決算を行う会社もあります。

まとめ
  • 企業会計では企業の活動を一定期間で区切って記録・計算をするが、この一定期間のことを会計期間という。
  • 会計期間の最初の日を期首、最後の日を期末、期首と期末の間を期中という。
  • 1会計期間の利益を計算したり、資産・負債・純資産の金額を確定したりするための一連の手続きを決算(または決算手続)という。
  • 「取引→仕訳→勘定記入→試算表→財務諸表」という一連の流れのことを簿記一巡の手続きという。
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