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第2章-3:期末商品の評価とP/L・B/Sの関係

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P/Lの「期末商品棚卸高」とB/Sの「商品」

損益計算書のⅡ.売上原価における「期末商品棚卸高」は帳簿棚卸高を表します(参照第0章-1:損益計算書の表示)。

帳簿棚卸高とは”@原価×帳簿棚卸数量”で計算されるもので、帳簿棚卸数量は帳簿(商品有高帳)に記載されている期末時点の数量です。

一方、貸借対照表の「商品」は実地棚卸高で表示します(参照第0章-2:貸借対照表の表示)。

実地棚卸高は”@時価×実地棚卸数量”で計算したものです。実地棚卸数量とは、期末時点において実際に手許にある商品のことです。

つまり、損益計算書の「期末商品棚卸高」と貸借対照表の「商品」は通常一致しません

その原因を2つの側面から見ていくと、

帳簿棚卸数量と実地棚卸数量との差 @原価と@時価との差
「棚卸減耗損」として処理
原価で計算)
「商品評価損」として処理
実地数量で計算)

ということになるので、損益計算書の「期末商品棚卸高」と貸借対照表の「商品」との関係を以下のようにまとめることができます。

損益計算書の「期末商品棚卸高」=貸借対照表の「商品」+(棚卸減耗損+商品評価損)

もしくは、

貸借対照表の「商品」=損益計算書の「期末商品棚卸高」-(棚卸減耗損+商品評価損)

これを図にすると次のようになります。実際に期末商品の評価に関する問題を解く際には、慣れるまでこのような図を書いて考えていきましょう。

棚卸減耗損および商品評価損の分析図

※慣れてくれば図を書かなくても計算できるようになります。


問題の解き方

例題

【期末商品に関する資料】

帳簿棚卸数量 1,000個   原価 @¥110
実地棚卸数量   900個   時価 @¥100

問1.期末商品の評価に関する仕訳を示しなさい。
問2.損益計算書上の期末商品棚卸高の金額を答えなさい。
問3.貸借対照表上の商品の金額を答えなさい。


解答・解説

上の例題の数値を図に当てはめると次のようになります。

期末商品の評価に関する分析図

上図のオレンジ色の面積が「商品評価損」の金額となるので、商品評価損=(@¥110-@¥100)×900個=¥9,000となります。

また、緑色の面積が「棚卸減耗損」なので、棚卸減耗損=@¥110×(1,000個-900個)=¥11,000となります。

【問1の答え】

借方科目 金額 貸方科目 金額
棚卸減耗損
商品評価損
11,000
9,000
繰越商品 20,000

【問2の答え】

期末商品棚卸高の金額 :¥110,000

【問3の答え】

商品の金額 :¥90,000

※損益計算書の「期末商品棚卸高」と貸借対照表の「商品」の関係

P/Lの「期末商品棚卸高」=B/Sの「商品」+(棚卸減耗損+商品評価損)
    ¥110,000  = ¥90,000 +(¥11,000 + ¥9,000)

もしくは、

B/Sの「商品」=P/Lの「期末商品棚卸高」-(棚卸減耗損 + 商品評価損)
 ¥90,000 =   ¥110,000    - (¥11,000 + ¥9,000)



最後にこのページのポイントをチェック!

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1.P/Lの期末商品棚卸高
@原価×帳簿棚卸数量

2.B/Sの商品
@時価×実地棚卸数量

3.P/Lの期末商品棚卸高とB/Sの商品との差は、商品の棚卸数量の減少分(棚卸減耗損)と時価の下落分(商品評価損)から成る。


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