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第2章-5:付随費用の処理①(当店負担のケース)

商品の仕入れや販売に付随して発生する諸々の費用を付随費用といいます。これを当店が負担するのか相手方が負担するのかは契約や慣習などによって決まりますが、どちらが負担するかによって処理の方法が変わってくるので注意です。

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付随費用とは

商品などを売買するときには様々な費用が付随して発生しますが、このような費用を付随費用(ふずいひよう)といい、具体的なものとしては、運賃、保険料、手数料、荷役費(バイト代)、保管料、関税などがあります。

face01 関税って税金じゃないの?

はい。関税は税金の一種ですが付随費用として処理するので注意してください。

付随費用は当店が負担する場合相手方が負担する場合があり、それぞれ処理の方法が異なります。

このページでは、付随費用を当店が負担するケースについて見ていき、次のページで相手方負担のケースについて見ていくことにします。


仕入諸掛の仕訳

付随費用のうち、引取運賃など商品を仕入れるときに発生するものを仕入諸掛(しいれしょがかり)といいます。

例題 商品¥500を掛けで仕入れ、これに付随して発生した費用¥100は現金で支払った。なお、付随費用については当店が負担する契約となっている。

当店負担の仕入諸掛は、すべて商品の購入原価(「仕入」の金額)に含めます。

借方科目 金額 貸方科目 金額
仕入 600 買掛金
現金
500
100

face01 付随費用は「仕入」?

この付随費用は商品の仕入に際して不可避であり、不可分なものです。つまり、この付随費用を支払わないと商品をもらえないというものなので、商品の代金と区別せずに一体として処理することになっているのです。

 商品の購入原価 = 商品の購入代価 + 付随費用
(「仕入」の金額) (商品そのものの金額)

この考え方は、この後に勉強する有価証券の購入や固定資産の購入の場合にも当てはまりますので、ぜひここで理解しておきましょう。

当店負担の仕入諸掛

販売諸掛の仕訳

付随費用のうち、発送費など商品を販売するときに発生するものを販売諸掛(はんばいしょがかり)といいます。

例題 商品¥500を掛けで売り上げ、これに付随して発生した費用¥100は現金で支払った。なお、付随費用については当店が負担する契約となっている。

当店負担の販売諸掛は単純に商品を販売する際のコストと考え、発送費勘定(費用)で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
売掛金
発送費
500
100
売上
現金
500
100

当店負担の販売諸掛



ポイントチェック!

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1.当店負担の仕入諸掛の処理
購入原価(「仕入」)に含める

2.当店負担の販売諸掛の処理
「発送費」(費用)で処理


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