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第6章-3:売上原価の計算(売上原価勘定で計算する方法)

前回は仕入勘定を使って売上原価を計算しました。これとは別にもう1つの方法として、新たに売上原価勘定というものを設け、そこで売上原価を計算することもあります。ただし、売上原価を計算するための式はどちらの方法でも同じです。

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売上原価の計算方法

売上原価勘定を使って計算する方法でも仕入勘定を使って計算する方法でも売上原価の計算方法は同じです。前回で説明をした売上原価の計算式をもう一度おさらいしておきます。

売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高


売上原価勘定で計算する方法

この方法では、新たに売上原価勘定を設けてここで売上原価を計算します。

例題 期首商品棚卸高が¥200、当期商品仕入高が¥900、期末商品棚卸高が¥150のとき、売上原価を計算するための仕訳を示しなさい。なお、売上原価は売上原価勘定を使って計算する。

借方科目 金額 貸方科目 金額
売上原価
売上原価
繰越商品
200
900
150
繰越商品
仕入
売上原価
200
900
150

face01 ありゃ、何か仕入勘定で計算する方法より仕訳が増えてない?

はい。仕訳は増えましたが、やっていることは仕入勘定で計算する方法と同じです。

この仕訳を3つに分けて見ていきます。まず1本目の仕訳ですが、これは期首商品棚卸高の金額です。これを売上原価勘定の借方に振り替えます。

借方科目 金額 貸方科目 金額
売上原価 200 繰越商品 200

売上原価を売上原価勘定で計算する場合の勘定記入1

続いて2本目の仕訳。これは当期商品(純)仕入高の金額です。これも売上原価勘定の借方に振り替えます。

借方科目 金額 貸方科目 金額
売上原価 900 仕入 900

売上原価を売上原価勘定で計算する場合の勘定記入2

最後に3本目の仕訳です。これは期末商品棚卸高の金額です。これを売上原価勘定の貸方から繰越商品勘定の借方へ振り替えます。

借方科目 金額 貸方科目 金額
繰越商品 150 売上原価 150

売上原価を売上原価勘定で計算する場合の勘定記入3

この方法でもやはり、売上原価勘定において売上原価を計算するための式(期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高)が成り立っています。

face01 こっちの方がわかりやすいかも。

売上原価勘定で計算する方が感覚的にはわかりやすいかもしれませんが、試験上重要性が高いのは仕入勘定で計算する方法です。

face02 結局どっちもできないとダメってことね。。。



ポイントチェック!

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1.前回学習した仕入勘定で計算する方法では、期首商品棚卸高および期末商品棚卸高を仕入勘定に振り替えたのに対して、売上原価勘定で計算する方法では、新たに売上原価勘定を設けて、そこに期首商品棚卸高および期末商品棚卸高だけでなく、当期商品仕入高も振り替える。
→したがって、売上原価勘定において「期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高」という式が成り立つことになる。


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