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中二でもわかる!簿記超入門

その8:総勘定元帳とは?

前回学習した仕訳帳では取引の発生順に仕訳をずらーっと書いていきますが、例えば1年間の売り上げの合計金額が知りたい、1年間の現金の増減や残高が知りたいという場合はどうします?すべての仕訳を見返して売上勘定や現金勘定を集計していきますか?

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総勘定元帳ってなに?

ここで1つ質問です。今年1年間の売上の合計金額はいくらでしょうか?

ボキタローの顔1 ちょっと待ってね。仕訳帳から売上勘定を全部見つけて、その金額を合計するから。。。あちこちに散らばってて見つけるのめんどくせー!

仕訳帳は取引の発生順にすべての仕訳を記入していくだけなので、ある特定の勘定科目の合計金額や残高などを知りたいという場合には不向きです。

そこで、すべての勘定口座を集めて各勘定ごとに金額の増減などを記入していく帳簿を作成します。これを総勘定元帳(元帳)といいます。

それでは次の仕訳を元帳に記入してみましょう。元帳の形式には(a)標準式と(b)残高式の2つがあります。

仕訳

※仕訳の意味はまだわからなくてもいいです。

日付 借方科目 金額 貸方科目 金額
1/1 現金 100,000 資本金 100,000
1/5 現金 30,000 借入金 30,000
1/15 仕入 50,000 現金 50,000
1/25 現金 15,000 売上 15,000

総勘定元帳(現金勘定)の記入

(a)標準式

総勘定元帳の記入(標準式)

(b)残高式

総勘定元帳の記入(残高式)

各記入欄の説明

日付欄 取引の行われた日付(月・日)を記入します。
摘要欄 仕訳の相手勘定を記入します。ただし、相手の勘定科目が複数の場合は「諸口」(しょくち)と記入します。
仕丁欄 その仕訳が記入されている仕訳帳の丁数(ページ数)を記入します。
借方・貸方欄 その勘定科目が仕訳帳において、借方に仕訳されている場合は借方欄に、貸方に仕訳されている場合は貸方欄に金額を記入します。
借又は貸欄 借方金額の方が多ければ「借」、貸方金額の方が多ければ「貸」と記入します。資産の項目は「借」(借方残高)となり、負債や純資産の項目は「貸」(貸方残高)となります。
残高欄 残高式では、その時点での残高(借方と貸方の差額)を記入します。

なお、厳密には上のように記述しますが、次のような簡略化したものを使う場合もあります。

【元帳の簡略版(T勘定、Tフォーム)】

元帳の簡略版(T勘定、Tフォーム)

現金勘定は資産項目なので、借方の金額は増加を、貸方の金額は減少を表します。したがって、1月の取引が上の4つだけだと仮定すると、1月末時点における現金勘定の残高は借方と貸方の差額(貸借差額)の¥95,000ということになります。

【1月における現金勘定の増減】

1月における現金勘定の増減
ボキタローの顔1 これだったら、仕訳帳を最初から全部見ていかなくても現金の増減や残高がすぐにわかるね。


仕訳帳から元帳への転記

上の説明では仕訳をいきなり総勘定元帳へ記入しましたが、実際にはまず仕訳帳に仕訳が記入され、そこから元帳へ転記されるという流れになります。

最後に、現金勘定を例にとって仕訳帳から総勘定元帳へどのように転記されるのかを示しておきます。 

仕訳帳から元帳への転記



ポイントチェック!

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1.すべての勘定口座を集めて各勘定ごとに金額の増減などを記入していく帳簿を総勘定元帳という。

2.総勘定元帳の記入上の注意点。
①仕訳においてその勘定科目が記入されている側に金額等を記入する。
②摘要欄には相手の勘定科目を記入する。
③相手勘定が複数の場合は諸口と記入する。

3.総勘定元帳の記入内容は、仕訳帳から転記される。


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