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借入金の仕訳問題

問題

以下の各問いに答えなさい。

目標タイム 6分

00:00

【問1】以下の取引について、仕訳を答えなさい。

1.取引銀行から¥1,000,000を年利率1.2%、借入期間5か月の条件で借り入れ、これを当座預金とした。なお、利息は返済時に支払うこととした。

2.上記1.の返済期日が到来したため、元利合計を当座預金口座から返済した。

3.取引銀行から¥1,000,000を借り入れ、利息が差し引かれた残額を当座預金とした。なお、借入期間は82日、利率は年3.65%である。利息の計算は1年を365日とする日割で行う。

4.上記3.の返済期日が到来したため、当座預金口座から返済した。


【問2】以下の取引について、仕訳を答えなさい。

1.取引先の甲商事から¥800,000を現金で借り入れ、借用証書の代わりに同額の約束手形を振り出した。なお、借入期間は3か月、利息(年利率1.2%)は返済時に支払うこととした。

2.上記1.の返済期日をむかえ、元利合計が当座預金口座から引き落とされるとともに、手形の返却を受けた。

3.取引先の乙商事から約束手形を振り出して¥500,000を借り入れ、利息が差し引かれた残額を当座預金とした。なお、借入期間は96日、利率は年3.65%である。利息の計算は1年を365日とする日割で行う。

4.上記3.の手形が満期となり、手形代金を当座預金口座から支払った。




解答

借方金額貸方金額
当座預金1,000,000借入金1,000,000
1.の仕訳
借方金額貸方金額
借入金1,000,000当座預金1,005,000
支払利息5,000
2.の仕訳
借方金額貸方金額
当座預金991,800借入金1,000,000
支払利息8,200
3.の仕訳
借方金額貸方金額
借入金1,000,000当座預金1,000,000
4.の仕訳

解説

1.の解説

資金を借り入れた時は借入金で処理をします。借入金は後でお金を返済する義務なので負債です。したがって、増加すれば貸方、返済して減少すれば借方に記入します。

2.の解説

元利合計(元本と利息)を当座預金口座から返済したので借入金と当座預金が減少し、支払った利息は支払利息(費用)で処理します。

なお、支払利息の計算は次のようになります。

支払利息の計算

借入金¥1,000,000×年利率1.2%×借入期間5か月/12か月

¥5,000

3.の解説

「利息が差し引かれた残額を当座預金とした」とあるので、借入金¥1,000,000と支払利息¥8,200の差額を当座預金とします。

なお、支払利息の計算は次のようになります。

支払利息の計算

借入金¥1,000,000×年利率3.65%×借入期間82日/365日

¥8,200

解答

借方金額貸方金額
現金800,000手形借入金800,000
1.の仕訳
借方金額貸方金額
手形借入金800,000当座預金802,400
支払利息2,400
2.の仕訳
借方金額貸方金額
当座預金495,200手形借入金500,000
支払利息4,800
3.の仕訳
借方金額貸方金額
手形借入金500,000当座預金500,000
4.の仕訳

解説

1.の解説

借用証書の代わりに手形を振り出して借り入れた場合は「手形借入金」で処理します。通常の金銭貸借の取引に用いる「借入金」とは区別するようにしてください。

通常の金銭貸借金融手形の場合商業手形の場合
借入金手形借入金支払手形

「手形借入金」を「借入金」で処理するケースも考えられますが、本問のように両方の科目が選択肢にある場合は使い分けてください。

2.の解説

元利合計(元本と利息)を当座預金口座から返済したので借入金と当座預金が減少し、支払った利息は支払利息(費用)で処理します。

なお、支払利息の計算は次のようになります。

支払利息の計算

借入金¥800,000×年利率1.2%×借入期間3か月/12か月

¥2,400

3.の解説

「利息が差し引かれた残額を普通預金とした」とあるので、手形借入金¥500,000と支払利息¥4,800の差額を普通預金とします。

なお、支払利息の計算は次のようになります。

支払利息の計算

借入金¥500,000×年利率3.65%×借入期間96日/365日

¥4,800