1. TOP
  2. 日商簿記3級無料講座
  3. 第3章-3:手形の割引
日商簿記3級無料講座

第3章-3:手形の割引

どんなにたくさん手形を保有していても、その代金の支払いが行われるのは満期日(支払期日)です。もし資金繰りの都合上すぐに現金が必要になった場合、満期日前に手形を現金化することができると非常に便利です。

スポンサードリンク

手形の割引の概要

手形の割引とは?

通常、約束手形は満期日が到来しないとその代金を受け取ることができません。しかし所有している手形を銀行にもっていくと、満期日前であっても一定の手数料(割引料)を支払うことで、その手形を買い取ってもらうことができます。これを手形の割引(わりびき)といいます。

手形の割引とは?

手形の割引の基本的な処理方法

例題 額面¥300の手形を取引銀行で割り引き、割引料¥10が差し引かれた残金を当座預金とした。

face01 割り引いてもらうのにお金がいるの?

はい。買い取った手形の代金を銀行が振出人から受け取るのは満期日です。つまり、手形の割引日から満期日までの間、銀行からお金を借りているのと同じことになります。そこで、これに対する利息や手数料を割引料という形で前もって支払うのです。

ただし、実体は銀行に対する手形の売却なので、この割引料を手形売却損勘定(費用)で処理します。

借方科目 金額 貸方科目 金額
当座預金
手形売却損
290
10
受取手形 300

当店が保有している手形は受取手形勘定(資産)で処理しているので、割引によって減少したときはその額面金額を貸方に記入します。そして、額面金額と割引料(手形売却損)との差額が手取額となります。

手形の割引のイメージ

手形売却損の計算方法

手形売却損の金額は問題文で与えられる場合もありますし、自分で計算しなければならない場合もあります。それでは、具体例を使って実際に手形売却損を計算してみましょう。

例題 手持ちの手形¥10,000を取引銀行で割り引き(割引率:年7.3%、割引日数:20日)、割引料が差し引かれた残額を普通預金に預け入れた。

face01 ぼく、数学は苦手なのに大丈夫?

はい。そんなに難しくないので大丈夫です。手形売却損の金額は次のように計算します。

手形売却損 = 手形の額面金額 × 年割引率 × 割引日数/365日

あとは、上の式に数字を当てはめればいいだけです。

手形売却損 = ¥10,000 × 7.3% × 20日/365日

face01 手形売却損の金額は¥40だね

はい、その通り。最後に仕訳です。

借方科目 金額 貸方科目 金額
普通預金
手形売却損
9,960
40
受取手形 10,000

なお、手形売却損の金額は日割で計算するほかに月割で計算する場合もあります。その辺は問題の指示に従って計算してください。




ポイントチェック!

スポンサードリンク
1.手形の割引の処理方法
①割引によって減少した受取手形の額面金額を貸方に記入する。
②割引料を手形売却損勘定(費用)で処理する。
①と②の差額が手取額となる。

2.割引料(手形売却損)は次のように計算する。
額面金額×年割引率×割引日数/365日


< 前のページへ 目 次 次のページへ >



簿記関連書籍の売れ筋(amazon)



PAGE TOP ▲