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第7章-1:仕訳帳と総勘定元帳

帳簿に関する学習では、帳簿の意味や記入方法はもちろんですが、帳簿組織の体系や帳簿同士の関係(どこからどこに転記されるのかなど)に注意してください。今回はまず、主要簿と呼ばれる仕訳帳と総勘定元帳について学習します。

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補助簿併用制とは

まずは補助簿併用制における帳簿体系について簡単に説明します。

補助簿併用制では、帳簿を大きく主要簿補助簿に分けます。主要簿とは仕訳帳総勘定元帳のことをいい、補助簿とは特定種類の取引または勘定についての内訳や明細を示して主要簿を補うものです。

さらに、補助簿は補助記入帳補助元帳に分類されます。補助記入帳は取引の発生順にその明細を記した帳簿であり、補助元帳は特定の勘定の明細を記した帳簿です。

日商簿記検定3級で出題される可能性のある帳簿を分類すると以下のようになります。

帳簿 主要簿 仕訳帳
総勘定元帳
補助簿 補助記入帳 現金出納帳、当座預金出納帳、小口現金出納帳
仕入帳、売上帳
受取手形記入帳、支払手形記入帳
補助元帳 商品有高帳
仕入先元帳(買掛金元帳)
得意先元帳(売掛金元帳)


帳簿同士の関係

①取引が発生すると、まず、補助記入帳と仕訳帳に記入されます(補助記入帳に関係の無い取引は直接仕訳帳に記入され、補助記入帳に関係のある取引はまず補助記入帳に記入されます)。

②補助記入帳に記入した内容を仕訳帳に仕訳します。

③最後に、仕訳帳から総勘定元帳と補助元帳に転記しますが、一部の補助元帳(例えば商品有高帳)については、補助記入帳から個別に転記される場合もあります。

帳簿記入の流れ

仕訳帳の記入方法


例題 4月15日に犬山商店へ商品¥10,000を売り上げ、代金は現金で受け取った。

日付欄 取引の行われた月日を記入します。
摘要欄 勘定科目を記入します。このとき、借方の勘定科目は左側に書き、貸方の勘定科目は次の行の右側に書きます。また、勘定科目には( )を付けます。
そして、その下に取引内容を簡潔に記入しますが、これを小書(こがき)といいます。
元丁欄 総勘定元帳へ転記するときに、その丁数(ページ数)を記入して転記が済んだことを記します。
借方欄・貸方欄 借方の項目は借方欄に、貸方の項目は貸方欄に金額を記入します。
区分線(仕切線) 各取引を区別するために1つの取引ごとに摘要欄に線を引きます。
次ページ繰越 各ページの最終行に借方・貸方の合計額を記入し、摘要欄に「次ページ繰越」(「次ページへ」などでも可)と書きます。
前ページ繰越 新しいページの摘要欄の最初の行に「前ページ繰越」(「前ページより」などでも可)と書いて、前ページ最終行の合計金額を借方欄・貸方欄に記入します。

※なお、借方または貸方の勘定科目が2つ以上ある場合は、勘定科目の上に「諸口」(しょくち)と記入します。

仕訳帳の記入方法2

総勘定元帳の記入方法


例題 4月15日に犬山商店へ商品¥10,000を売り上げ、代金は現金で受け取った。

総勘定元帳の勘定には、標準式と残高式の2種類があります。

総勘定元帳の種類
日付欄 仕訳の行われた月日を記入します。
摘要欄 仕訳の相手勘定科目を記入します。
相手勘定科目が2つ以上ある場合は、「諸口」と記入します。
仕丁欄 その仕訳が記入されている仕訳帳の丁数(ページ数)を記入します。
借方欄・貸方欄 借方の項目は借方欄に、貸方の項目は貸方欄に金額を記入します。
借または貸欄 借方残高の場合は「借」、貸方残高の場合は「貸」と記入します。
残高欄 その時点の残高を記入します。



ポイントチェック!

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1.補助簿併用制では、帳簿を大きく主要簿(仕訳帳・総勘定元帳)と補助簿(補助記入帳・補助元帳)に分ける。

2.補助記入帳は取引の発生順にその明細を記した帳簿であり、補助元帳は特定の勘定の明細を記した帳簿である。

3. 総勘定元帳の摘要欄には、相手勘定科目を記入する。※相手勘定科目が2つ以上ある場合は、諸口と記入する。


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