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訂正仕訳の問題

問題

決算において、以下の誤った処理が判明した。そこで、誤りを訂正するための仕訳を示しなさい。

目標タイム 4分30秒

00:00

1.営業目的で保有していた土地¥1,000,000を同額で売却し、代金は来月末に受け取ることとしていたが、その際に次のような仕訳をしていた。

借方金額貸方金額
売掛金1,000,000土地1,000,000

訂正仕訳

2.原因が不明であった現金過不足について、利息の支払額¥5,000が二重に計上されていたことが判明した際、次のような仕訳をしていた。

借方金額貸方金額
支払利息5,000現金過不足5,000

訂正仕訳

3.土地¥500,000を購入し、使用できる状態にするための整地費用¥30,000とともに現金で支払った際に、次のような仕訳をしていた。

借方金額貸方金額
土地500,000現金530,000
支払手数料30,000

訂正仕訳

4.すでに現金で受領している商品の売上¥40,000について、決算日までにこの商品が出荷されていなかったことが判明したが、売上取消の処理が未処理のままとなっていた。

訂正仕訳

5.売掛金¥165,000を現金で回収したときに、誤って貸借を逆に仕訳していた。

訂正仕訳




解答

借方金額貸方金額
未収入金1,000,000売掛金1,000,000
1.の仕訳
借方金額貸方金額
現金過不足10,000支払利息10,000
2.の仕訳
借方金額貸方金額
土地30,000支払手数料30,000
3.の仕訳
借方金額貸方金額
売上40,000前受金40,000
4.の仕訳
借方金額貸方金額
現金330,000売掛金330,000
5.の仕訳

解説

1.の解説

この土地は販売目的の商品ではないので、売却代金の未収は「売掛金」ではなく「未収入金」で処理をします。したがって、売掛金を取り消して未収入金を計上します。

2.の解説

頭の中でイメージしにくい人は、次のように考えていくといいでしょう。

①誤った仕訳の逆仕訳をして、誤った仕訳を取り消す

借方金額貸方金額
現金過不足5,000支払利息5,000
①誤った仕訳の逆仕訳

②正しい仕訳(あるべき仕訳)を行う

支払利息が余計に¥5,000計上されていたということは、帳簿上の「現金」が実際よりも¥5,000少なくなっているということです。したがって、過不足が判明したときは帳簿上の「現金」を増やすために、次のような仕訳をしています。

借方金額貸方金額
現金5,000現金過不足5,000
処理済み

よって、支払利息¥5,000が二重に計上されていたことが判明したときの正しい仕訳は次のようになります。現金過不足を¥5,000減らすとともに、過剰になっている支払利息を¥5,000減らします。

借方金額貸方金額
現金過不足5,000支払利息5,000
②正しい仕訳

③2つの仕訳を合算

①と②の仕訳を合算したものが解答の訂正仕訳となります。

3.の解説

土地を使用できる状態にするための整地費用は、「支払手数料」ではなく付随費用として「土地」の取得原価に含めます。したがって、支払手数料を取り消して土地として計上します。

4.の解説

代金を受け取ったときには次のような仕訳をしています。

借方金額貸方金額
現金40,000売上40,000

代金を受け取ったが、まだ商品を引き渡していない場合は受け取った金額を「前受金」とします。したがって、売上を取り消して前受金を計上します。

5.の解説

頭の中でイメージしにくい人は、次のように考えていくといいでしょう。

①誤った仕訳の逆仕訳をして、誤った仕訳を取り消す

実際には次のような仕訳(誤った仕訳)を行っています。

借方金額貸方金額
売掛金165,000現金165,000
実際に行った仕訳(誤った仕訳)

この逆仕訳をして、誤った仕訳を取り消します。

借方金額貸方金額
現金165,000売掛金165,000
①誤った仕訳の逆仕訳

②正しい仕訳(あるべき仕訳)を行う

借方金額貸方金額
現金165,000売掛金165,000
②正しい仕訳

③2つの仕訳を合算

①と②の仕訳を合算したものが解答の訂正仕訳となります。